2018-07-02から1日間の記事一覧

徐晃伝 十四『白馬強襲』

徐晃は良く兵を率いて戦った。 袁紹軍の動きを見極め、右翼に敵の勢いあればこれを受け流し、左翼に敵が浮き足立てばこれを苛烈に攻め立てた。 兵を手足の如く動かす徐晃の采配は見事であった。 敵将・顔良も奮戦するが、この白馬の戦場に引きずり出された時…

徐晃伝 十三『将』

乱世の統一を急ぐ曹操は、時として彼に反する者や愚鈍な者に対して苛烈だった。 全ては、混迷の乱世を終わらせるため。 だが仁の人・劉備にとって曹操の非情な在り方は受け入れられなかった。 共に乱世の終焉という大志を同じくしながら、二人の英雄は決別す…