天道是か非か

朝7:38起床、幼児のほっぺすりすりしたり抱っこして遊んだ。

朝食はタマゴサンド。

出勤、仕事9:00〜16:00。

歯医者のため早退した。 

【ゲーム】

■妖怪三国志 国盗りウォーズ

フェスガチャにて降臨、排出率0.083%とはスターダストメモリアルだ。

蛇王カイラ、蛇王と言えば人類史第一に挙げられるのは西欧の蛇王バジリスクだろう古くは紀元一世紀ローマの大プリニウス『博物誌』に見られる伝承アフリカ・リビア産の非常に強烈な毒を有す魔性の蛇で、プリニ曰く見ただけで相手を殺す。

いわゆる邪視、イーヴィル・アイ、邪眼、魔眼、これについては最近読んでた南方熊楠先生の『十二支考』「蛇に関する民俗と伝説」に詳しい、世界中普遍的原始文化人類学的伝承に邪視はある（ギリシアの醜女怪メドゥーサや『旧約聖書』偽典・エノク書の堕天使サリエルなど有名）。

邪視避けの御守り譚も各国に見られるが特にトルコのナザール・ボンジュウ🧿という青い円形に目玉模様が描かれたやつはよく見かけるよね、小学生の頃トルコに行って来たおばあちゃんからお土産にもらった記憶あり。

バジリスク〜甲賀忍法帖〜ってあるじゃん、山田風太郎の小説『甲賀忍法帖』原作の漫画アニメ作品。

附されたバジリスクとのタイトルには上述の蛇王が持つ邪視の能力と、作中甲賀伊賀両忍者陣営の首魁・弦之介と朧の瞳に宿る異能との関連が想起される。

中世期には欧州でバジリスクはニワトリの化け物コカトリスと混同され英国G.チョーサーの文学作品『カンタベリ物語』にはバシリコックの名で登場する。

【読書】

下記文献が収録された平凡社『中国古典文学大系(8)』を図書館に返却した。

・郭璞『山海経』

・劉向『列仙伝』

・葛洪『抱朴子』

・同『神仙伝』

一応通読したが凄まじい情報量、深遠なる怪奇の世界面白くも奥深くて未消化の箇所多々あり。

よく中国妖怪として紹介される面々の原典たる書を読めて大変勉強になった、今後も様々学習してより理解を深めた後再度改めて読み直したい所存。

また下記二冊、図書館にて取寄せ依頼中。

・太田牛一『信長公記』(角川版)

・新井白石『折たく柴の記』(岩波)

織田弾正忠信長公の事蹟は様々な小説文献大河ドラマやゲーム漫画アニメ多々作品で概要詳細諸々知るが、やはり信長公記に勝る文献はなかろう一度読んでみたいと長らく思っててついに借りる。

新井筑後守君美(号は白石)は父方の地元の偉人で苗字とも所縁あり、個人的にも詳しく知りたいと思い隠居後の自伝随筆たる本書を借りる事にした。

南方熊楠『十二支考』

■「犬に関する伝説」🐶

読了した。

■「猪に関する民俗と伝説」🐗

十頁ほど読み進めた。

【模型製作】

SD三国創傑伝 張遼サザビー塗装中。

また同司馬懿デスティニーガンダムと荀彧ストライクノワールが届いたので並行して組み立て中。

デザインがめちゃくちゃカッコ良いもっと周知されるべき黄金ラインナップだ。

【酒】

医師からも妻からも強く意向を受け、断じて決心ブチ禁酒期間に入らんと欲す。

今夜から酒一滴も飲まぬ、生涯でなく月間という事で、固い意志を貫く訓練だ。

よって明日より当日記からも酒項目を削除する次第。

歯医者の後帰宅、幼児がマイメロディ を着ていためちゃくちゃ可愛いね。

夕食は鶏塩鍋。

妻と熱く1時間くらい熱く語り合った、司馬遷『史記』伯夷叔斉の列伝を引いて「天道是か非か」すなわち天命とは、人の生涯における天命とは何か問い続けむと欲す旨の話題。

幼児とお風呂一緒に入った。

ただいま寝かしつけ中だがブチ暴れ丸しばらく眠りそうになし。

終わり

形

朝6:33起床、幼児を抱っこしたりオギャン泣きを宥めたりした。

朝食は炊き込みご飯。

出勤、仕事9:00～18:00。

昼食はスープ春雨（コーン味噌味）。

【ゲーム】

■妖怪三国志 国盗りウォーズ

青鬼呂布！

妖怪大遠征の争奪戦にて紹介状GETしともだちバフ全凸の1回目でドロップした。

青鬼呂布の他、赤鬼呂布、黒鬼呂布、山吹鬼項羽とカラーバリエーションがある。

青鬼といえば昨今夢中なのはインドの青鬼だ、24缶ケースで常備し専用グラスを購入しようかしらと思うくらい。 

【読書】 

■菊池寛『形』

出典を江戸期成立した戦国武将の逸話集『常山紀談』に依る短編。

三好修理大夫長慶が家臣・松山新介重治麾下の勇将・中村新兵衛某とやら、たびたび武功を顕わしければ「槍中村」と号し武者共の棟梁と相成った。

その戦装束は猩々緋羽織に唐冠金纓兜の華やかなれば、敵兵これを見て「すわや例の猩々緋よ！」「唐冠よ！」とて戦わざる先に敗して敢えて向かい近付く者無し。

ある時、強いてこの装束を所望する人ありて中村これを与える。

後、中村再び戦場へ臨むが上の装束では無い、地味な雑兵姿。

されど我が槍天下無双とて敵兵をバッサバッサと数多屠るが、敵兵は相手が中村と知らぬから恐れを知らず次々と襲い掛かり、奮戦虚しくついに中村は戦死した。

内実から分離せし外形の影響力たるや甚大なる様を訓示した上述の逸話を、短編ながらドラマチックな躍動感を伴って描く堂々たる大河作品。

国語の教科書にも載ってるから有名なお話だ、『常山紀談』は戦国武将を扱いつつもこうした痛烈豪快な説話逸話好んで収録されるとの事で、史書というより読み物として面白い所ありまた原典に当たってみようと思う。

■南方熊楠『十二支考』「犬に関する伝説」

四十頁ほど読み進めた。

上述の中村新兵衛某の譚、実は本篇に挙げられてて確かに見憶えあり何だったっけと調べて菊池寛先生の作品をインターネット上の電子図書館・青空文庫にて閲覧したという顛末だ。

青空文庫は周知せらる通り著作権消失した書物を中心にテキスト保存されるボランティアサイトで特に明治～昭和前期の文豪の名著など読み放題で素晴らしい。

個人的にはKindle等の電子書籍は縦書き横めくりながらも文章スクロール出来ず固定されるので何か性に合わず読みづらい、横書き縦スクロールで縦横自在に行き来できるこちらのフォーマットの方が読みやすく、素晴らしい事業を本当にありがとうございます恩恵に浴しております。

さて『常山紀談』の譚、こちらは熊楠先生によると類似の説話が本邦前史支那印度に有り。

鎌倉時代の説話集『続古事談』に曰く、漢の劉向撰『説苑』を引いて以下の通り。

春秋時代、呉王が人民に混ざって酒を飲もうとするのを将・伍子胥が諫めた。

曰く「昔、白竜が淵に下り化して魚の姿で遊んだのを漁師が射ちました。

白竜天に上って訴えると、天帝その時汝は何の形をしていたかと問い、自分は魚の形をしていましたと言うを聞き魚はもとより人の射るべきものだから、漁師に罪無しと判じたのです。

魚の形をせなんだら漁師に白竜は射られぬはず、今王も万乗の位を棄て布衣の士と酒を飲まば、臣その漁師の患いあらんを恐れます。」

と言ったので王すなわち辞めた、と。

また鎌倉中期の教訓集『十訓抄』に「神通自在の天狗が鳶に化けて小児に縛り打たれた話あり」とも挙げる。

インドの説話は『根本説一切有部毘奈耶破僧事』より引かれるが長い話なのでここには詳細言及せぬが、何だかバーフバリみたいなお話だった、王を讃えよ！

ちなみに『説苑』の撰者として劉向の名を挙げたが『戦国策』はじめ『列女伝』『列仙伝』等の有名な古典も全て劉向の撰だ。

姓は劉、名は向、字は子政。

漢の宗室の血筋にして文章の才に秀でた学者、時代の奔流にて外戚・宦官の弊害を説くが佞臣跋扈す宮中に粛清を受け同志は自死、左遷、自身は投獄の身となり不遇の時を過ごす。

やがて新帝即位の折り復職するが、以降、数多くの著作を撰して上古の名君名臣の姿を描き、これら文物を帝に奏上する事で現政権の腐敗を諫めたという。

信念を以って多くの著作を残した文筆の雄であった。

【模型製作】

SD三国創傑伝 張遼サザビー塗装開始。

SDガンダム史上屈指の色分け成型を謳う三国創傑伝中他に類を見ぬ色分けてない、筆塗り地獄が待ち受けているゾイ。

【酒】

スイ🐱

風呂上がりにやる予定。

仕事終わりヨドバシカメラに寄ってガンプラ用塗料を調達した。

その後妻子と合流のち通院し、21時頃帰宅。

幼児今日は一日外出お疲れ丸、遅くなってソーリィこのまますとんと寝るだろう。

夕食はにゅうめん。

終わり

夏姫春秋

朝6:25起床、幼児のオムツ替えた。

朝食はシスコーン（チョコ味）。

出勤、仕事9:00～18:00。

昼食はスープ春雨（スパイシーカレー味）。

【ゲーム】

■妖怪三国志 国盗りウォーズ

国破れて山河在り

城春にして草木深し

（杜甫『春望』より）

■キングダムセブンフラッグス

貯め込んだ銀ガシャコイン15枚うち1回大当たり★6武将・桓騎（魏兵扮装）！

秦将・桓騎、『キングダム』作中では元大盗賊団の首領という異色の経歴、性格は残酷で悪逆非道。

主人公・信の友軍だが、桓騎軍は村々を掠奪して民を虐殺、敵兵捕虜の身体を切り刻んで耳と目を箱詰めしたり串刺し刑で見せしめたり生きたまま焼いたり、それらを平然と楽しむ残虐極まれりえげつない悪人だ。

ただし戦は傑出して上手く、常に余裕綽々将として堂々たる采配を振るい、斬新な発想、大胆不敵でド肝抜く戦略、それらを遂行する確かな実力と部下からの厚い信頼を有す。

下劣な悪漢だが賢くて強い、戦で味方だとめちゃくちゃ頼もしいアンビバレントな描写はまさに悪のカリスマ、不思議な魅力に満ちて読者を惹き付ける。

上載ゲーム画像は自ら敵一般兵に扮装して工作活動に従事するシーンの原作再現、将としてのプライドとか美徳や矜持を無用の長物として嫌い、勝つ為にあらゆる手段を尽くせる合理性もまた強みだね、非常に面白いキャラクターを描かれるものだ見事なりヤン。

このコスチューム良いよね、真・三國無双8のDLC衣装でも満寵が一般兵に偽装し敵陣に潜入して徐晃を説得したエピソード再現の衣装とか、馬岱が商人に扮装して諜報活動を行った再現とか、そういった趣旨の追加衣装があったら楽しそう。

さて桓騎だが、秦始皇十年に将軍位に叙されたと史書に名を刻む実在の人物だ（司馬遷『史記』始皇本紀・趙世家・廉頗藺相如列伝、劉向撰『戦国策』）。

敵兵十万を斬首した、と白起ばりの虐殺ぷりが明記される、この辺から上述のキャラクター設定が構想されたのだろう。

現在『キングダム』コミックス55巻まで刊行され作中の時系列は始皇十一年（紀元前236年）、今後の桓騎将軍の史実には諸説あるため原先生がどのようなシナリオを展開されるか楽しみだ（今後の重要な展開に関わってくるので伏せさせて頂く、あまり語れる事なくて残念だが読者諸賢の楽しみを奪う訳に行かぬので、またそのような理由から『史記』等未見の方は桓騎将軍についてはあまり調査されない方が良いかもしれない）。

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「鶏に関する伝説」

三十頁ほど進め読了。

鶏に関する古今の譚大変勉強になりました、楽しい時間をありがとうございました。

鮮烈なるキンダマ談に始まった本篇であったが後半は比較的真面目な鶏考に落ち着き人類史俯瞰する譚の宝庫、見事に総括され申した。

■「犬に関する伝説」

鶏に続き犬の篇。

序文数頁読んだ。

打って変わってのっけから正統派文化人類学的考察で極めて王道めちゃくちゃ面白い。

岩波文庫版下巻の表紙にあるよう「犬と猫は何故仲が悪いのか。人や他の動物の寿命はどのように決められたか？」等の命題に該当する南洋ニュウブリツン土人の伝承、ルーマニア鳥獣譚、エストニアの伝説、南スラブ、本邦江戸期文献から諸仏典、中華正史に至るまで縦横無尽に古今東西を駆け巡る。

残りは犬、猪、鼠の篇のべ百五十頁余りなので今週末には一読済むかなという所。

読んでて一生飽きない本に出会えたと思う、読後は繰り返し繰り返し読み込み、無尽蔵の参考文献天衣無縫に散らばったそれらを整理・拝読し勉強して深めて参りたい所存。

■中島敦『妖氛録(ようふんろく)』

読了、出典を『春秋左氏伝』に依る短編。

氛(ふん)は古代中国に見る吉凶の気、特に悪い気を言う。

春秋時代の女性・夏姫を中心に、翻弄される男達の凄惨な顛末を描く。

孔子『詩経』や劉向撰『列女伝』にも描かれる夏姫は、傾城の美女あるいは悪女、はたまた乱世に翻弄されし悲運の佳人に過ぎなんだか邪な妖狐の類いであったか、わからぬ、謎多き女性だ。

ともかく生涯で大国小国の君主大臣ら数多の男共が彼女に魅了され、運命を狂わし戦禍を招いたとして史に名を刻んだ。

中島敦の洗練された筆致で一人の女を巡る骨肉相食む醜い争乱と人間の狂気を描き、その渦中にあって当の本人・夏姫は何もわからぬ少女のような純朴さで静かに美しくただ、在る。

男が、血眼になって権謀術数用い肉親まで殺し全てを犠牲にして手に入れた夏姫を、しかし最期は茫然と「私は何のために斯様な人生を送ったのか･･･？」とふと我に返るラストが震撼の描写である。

不気味だ。

週刊ストーリーランドとか世にも奇妙な物語感がある。

ちなみに同題材で宮城谷昌光先生が書いた『夏姫春秋』という大著あり、いずれそちらも読んでみたい。

【模型製作】

SDガンダム三国創傑伝の新作、司馬懿デスティニーガンダムと荀彧ストライクノワール入手の目処が付いた。

目下、先月新作の張遼サザビーの塗装に着手して参りたいが塗料不足にて調達する所から。

【酒】

麒麟🦒

風呂上がりにやるゾイ。

帰宅後、幼児と触れ合い遊んだ。

夕食は炊き込みご飯とあんかけ生姜うどんとミョウガ炒めの絶品美味。

ヴィンランド・サガのアニメを見た。

いよいよ盛り上がってきたぜ〜〜！？

原作の描写を懇切丁寧に再編しオリジナル補完すら追加してじっくり描いてきた印象の本作だが、ここに来て大幅なシーンカットが見られ急速にテンポ上げてきた。

当初の個人的な予想に反して原作8巻の大山場まで一気に放送するかも。

素晴らしいハイクオリティアニメ化で毎週楽しみにしてる、今後も注視して参りたい。

終わり

関帝

朝4:57、幼児のオムツ替えミルクを生成した。

二度寝、8時に起きるが幼児は眠ってて遊べず、出勤、仕事9:00～18:00。

昼食はスープ春雨（とんこつしょうゆ味）。

【ゲーム】

■真・三國無双8

久々にフォトモードを起動。

軍神関羽をテーマに撮影した。

特に最後の一枚は、色温度の反転具合とビビッド効果、陽光の角度によってあたかも関帝画のような表現をする事が出来てまだまだ無限の可能性に満ちたフォトモードたるや沼、と思った。

■キングダムセブンフラッグス

★6確定印は昭王！

秦の昭襄王。

姓は嬴(えい)、諱は稷。

大秦帝国の夜明けを現出した中興の祖、戦国期を代表する王の中の王として偉名を歴史に刻む。

在位期間は五十五年、白起、司馬錯、王齕、楊摎、公孫胡易、魏冄、范雎ら名立たる将星参謀らを統率して戦国乱世に君臨した。

六国を屈せしめ周辺諸国を侵略し西方から領土を拡大、八百年続いた周王朝を滅ぼし一時は帝位を称すなど、秦国一強の時代を現出。

後世、曾孫にあたる始皇帝嬴政による天下統一の基盤を築いた。

史実では大王として本国の玉座にある事が常だったと推すが『キングダム』では自ら六大将軍を率いて戦場を駆けまわり「戦神」の異名を轟かせたとの設定。

他の創作作品では海千山千の奸智に長けた暴虐の王として恐ろしく描かれる事もしばしばある（趙の藺相如"完璧"の譚や斉の孟嘗君暗殺計画、白起将軍への自害命令など）が、キングダムでは「中華統一という夢に憧れる少年のような眼をした奇特な王」と好印象に描かれてて秦国中の武人に慕われる、大変魅力的な英雄だ。

王騎将軍との絆を描く回想シーンは何度読み返しても目頭が熱くなるね。

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「鶏に関する伝説」

五十頁ほど読み進めた。

鶏足、鶏卵、鶏怪コカトリスから蛇王バジリスク、蜃（おおはまぐり）に至るまで古今東西縦横無尽蔵の神話伝承が展開される、とても熱中して読んでしまう。

ところで熊楠先生は明治十七年東京大学予備門に入学するが同窓生に文豪・夏目漱石、俳人・正岡子規、海軍中将・秋山真之ら錚々たる面々揃い黄金世代だ（御本人は形式的授業よりも発掘や植物標本採集などに夢中で落第・中退した後心機一転自由な学問を求めて渡米した）。

特に本文中、東京の寄席で落語を見たこと、子規や真之がそれを真似して演ずる様なかなか上手かったな～～等と回想し各々界稀代の傑物達が青年期一堂に会して青春を共にしたのだと胸が熱くなる所あり。

子規没後八年ののち、弟子の河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)が全国俳句行脚の折り紀伊和歌山田辺の熊楠先生宅を訪れ一緒にビールを飲んだという。

飲みながら往時を懐かしんで語るに曰く「子規は煎餅党、余はビール党で各々の大将であったワイ。」（子規は生涯煎餅を好んで食べ続けたと言うし熊楠先生は当世随一の酒豪酒仙、ちなみに秋山真之は初め煎餅党だったが後にビール党に降伏したとか。南方熊楠顕彰館・第14回特別企画展「南方熊楠と同級生たち」より）と。

本篇第一章のキンダマ講釈（原題：The Golden Ballと言ったところか）は連載誌上世間から大喝采を博し居たとのこと（著者曰く）、いま第四章を読むが再び以ってキンダマに関する珍談が始まった。

玉が潰れるとどこが痛むでしょう？

腰でもない、 心臓でもない、歯が疼く！

「余は昨今のごとき騒々しい世にありて、キンダマの保全法くらいは是非嗜み置かねばならぬと存ずる」と結ぶ。

【模型製作】

昨夜完成したSD春秋戦国伝・孫臏ジオングはTwitterのべ80ふぁぼ賜わりガンプラ投稿サイトで多く閲覧いいね頂き恐悦至極だ。

次に作るのは素組み掛けの三国創傑伝・張遼サザビーか。

筆塗り地獄が鬼門なので踏み出せずにいる。

あるいは先日新発売した司馬懿デスティニーガンダムと荀彧ストライクノワールも大変気になる、が東京のガンダムベース限定販売のため入手にはちと難儀にて保留。

【酒】

禁酒週間に入り、意を決して酒を断つべしと挑むが志半ばにして敗れり、早々に頓挫して香るエールを飲んでしまった。

最高〜〜！

フルーツだね。

帰宅後、幼児は黄色い服からし丸に茶色のベストが可愛いね。

妻の私服コーディネート力たるや見事だ。

夕食はグリーンカレー。

ヴィンランド・サガのアニメを見た。

幼児とめちゃくちゃ遊んだ、1時間以上触れ合って凄く楽しい時間を過ごしたよ。

お風呂上がって幼児の離乳食ストックを作る等して、今は妻の隣で晩酌しつつ互いに読書している。

優雅な大人の時間だよ、幼児は夢の中。

終わり

斉孫子

朝6:37起床、幼児にミルクをあげた。

今日は午前中から妻が所用で外出し、夕方まで幼児と二人で在宅し遊んだり家事洗濯掃除したり離乳食を作って食べさせたり、まったりと過ごした。

離乳食は五倍粥に鶏そぼろ、人参、ツナに出し汁といて混ぜ合わせた飯ときなこミルクバナナ。

昼食は焼きそば、夕方に妻が帰宅し幼児と三人で昼寝した。

【ゲーム】

■キングダムセブンフラッグス 

★6副官・王騎。

排出率2%の狭き門をまたもや一回目で引き当てた、このところ連日大当たり引きまくってて凄いね。

王騎将軍は『キングダム』作中では秦国六大将軍最後の生き残りとして"秦の怪鳥"の異名が如く神出鬼没、歴戦を生き抜いた熟練の経験と智・武・勇を兼ね備えまさに「天下の大将軍」として堂々たる異彩を放つ。

特徴的な見た目・喋り方や笑い声のインパクト強いが、確かな実力と伏したる大志、高潔な人品で尊敬を集め、作中でも屈指の人気キャラクター大変魅力的な人傑に描かれている。

さて史書に見る王騎将軍の実像とは、ほとんど定かでは無い。

司馬遷『史記』始皇本紀に記述があるものの僅か二行しか出て来ない。

秦始皇元年（紀元前246年）、確かに蒙驁・麃公らと共に将軍に叙せられし記述を見るが、その他実際の戦功や人柄など全くわからないというのが実情だ。

『キングダム』作者・原先生はその辺り不透明な史実を逆手に取って大胆な想像を膨らまし、王騎将軍を斯くも魅力溢れる人物像に昇華せしめたのだから物凄い創造力だ。

ちなみに同時代、同じ秦の将軍に王齕(おうこつ)という人物がいる。

キングダム作中でも昭襄王の六大将軍の一人として王騎と共に名を連ねる（曰く六将随一の怪力無双で大斧が得意とか、設定だけで回想にもほとんど出番は無い）。

近年では『蒼天航路』で有名な王欣太先生の『達人伝』にも登場し、歴戦の老将軍として味のある活躍ぷり。

司馬遷『史記』秦本紀によれば王齕は白起将軍と共に長平の戦いに参陣したり韓魏趙三晋国との戦いで幾度となく将を務めた記録が数多く残る。

が、秦本紀の荘襄王三年(紀元前247年)の記述を最後に以降一切登場しない。

代わりに始皇本紀の元年(紀元前246年)より王騎が忽然と登場する、少し引っ掛かる所あり。

もしかすると王齕と王騎とは同一人物でないか？とする説は遅くとも紀元四,五世紀には中国の史家達の間で提唱されてたみたい（正史三国志の注を付した事で有名な裴松之の子・裴駰の『史記集解』、東晋の徐広『史記音義』等）。

ともあれ王騎将軍、実は王齕だったとしても、また『達人伝』のように王齕の親戚だとしても、始皇元年堂々将軍に叙せられし史書の記述は確かなので、この栄誉に預かるまで精強秦国の兵として将として激動の戦国乱世を駆け抜けてきた事に違いなく、本当に歴戦の傑物、まさに天下の大将軍として君臨したであろう様は想像に難くないね。

ロマンだね〜〜！

■妖怪三国志 国盗りウォーズ

ハロウィン祭り！🎃🍭🦇

ハロウィン作品といえばティム・バートン監督独特の世界観の究極形態やりたい事をやりたいようにやったディズニー映画の名作『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』が浮かぶがこの作品、毎年ハロウィンに見たら良いかクリスマスに見たら良いかどっちが正解なのか迷うね。

曲が良い！

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「鶏に関する伝説」

十頁ほど読み進めた。

サンチアゴ・デ・コンポステラへの巡礼譚が熱い、そういえば世界遺産の勉強して世界遺産検定2級取得を目指したいとの大望を抱くがいまだ着手せず、いつの日か取り組みたい思って二年くらい経つ。

真・三國無双8の景勝地巡礼経験のおかげで中国の自然遺産と紀元三世紀までの文化遺産は手堅い！

いつもありがとうございます。

【模型製作】

SDガンダム オリジナル設定『春秋戦国伝』

孫臏(そんぴん)ジオング、完成！

構想は三ヶ月、製作期間は三週間程度で完成した。

設定もりもりで楽しくガンプラ製作する事が出来た。

Twitterガンプラアカウントや専用コミュニティサイト等に投稿し多くのふぁぼRTを賜わり、自分の作品を人に理解してもらえるというのは非常に嬉しい。

ありがとうございました。

ガンプラはいいぞ！

またぼちぼち構想し、製作して参りたい。

【酒】

ハイカラビール在庫切れ。

麒麟 一番搾りは冷蔵庫にあるが今宵はやるか悩み中。

お風呂上がって、幼児は妻が寝かし付けてくれたありがとうございます。

寝顔と寝相が可愛すぎるね、ピンクの服が似合う。

昼間「ばぶー」と言った。

「ばぶー」って言うんだね本当に「ばぶー」と明瞭に発した。

バブルマン！！👊👊👊✋✋✋😤✋✋ ✋👊👊👊

「ばぶー」に対してこちらはとにかく笑い、拍手して、撫でた。

幼児も笑った。

終わり

蕎麦と黒

朝のっそり起きて幼児に離乳食を与えた。

朝食はシスコーン（チョコ味）。

家事洗濯して支度して外出。

昼食は蕎麦と黒ビール。

極細の十割蕎麦、天然自然の香りが透き通り発泡感すら浮かぶ絶品美味には洗練されたこだわりを感ず、職人技の手打ち！

黒はいわて蔵ビール。

スタウトらしからぬすっきりとした飲み口に清涼なるまろやかさ、後味に黒の焦がしの風味が香る。

蕎麦と黒は、ある。

昼食後近隣の児童施設を訪問した。

幼児は色んなおもちゃを不思議がって遊んで楽しい時間を過ごす。

小児科病院へ参り幼児にインフルエンザワクチンを注射、オギャン泣いてた。

注射頑張ったね御褒美にボールと金魚のフィギュアをもらう。

夕方、船岡山に登った。

船岡山は京都市北区大徳寺に程近く小高い丘陵、頂上からは京都市街を一望出来る穴場。

綺麗だね〜！

史跡としての船岡山城は応仁年間に山名伯耆守教之ら西軍諸将が拠点とし、ために一帯は西陣と呼ばれ現代にも名が残る。

同山域内の建勲神社にも参拝した。

天正年間、関白豊臣秀吉が正親町天皇の勅許で建勲織田信長公の廟を建立しようと（石田治部少輔三成の献策により頓挫）した船岡山一帯は、江戸期を通じて信長公の霊地として信仰され、のち明治天皇が創建した建勲神社（国祖・信長公を祭神として祀る）が明治十三年現地に遷座されたという。

信長公の業績に因み大願成就の御加護あり、御守りをお授け頂いた。

ありがとうございます頑張ります！

へし切長谷部はじめ所縁の刀の御朱印なども取り揃えり、刀剣乱舞の影響でかさたるやも垣間見えた。

信長公をテーマに描いた創作作品でオススメの書物は、宮下英樹先生の『センゴク 桶狭間戦記』。

豊富な文献史料に裏打ちされた精密な史実考証と、「この通説には疑問が残る」の常套句で始まる大胆な戦国史新解釈、そしてエンタテインメント作品の醍醐味としての華やかなケレン味とのバランスが素晴らしく調和し、読者を熱中させる。

【ゲーム】

■キングダムセブンフラッグス 

単発で★7武将・龐煖(ほうけん)！

排出率1%の狭き門、単発一回目で引くなんて凄まじい強運だ、びびった。

これで今シーズン合従戦など特攻たっぷりで大分戦いやすくなり。

趙将龐煖、例の如く『キングダム』では趙国三大天の一角として圧倒的存在感を誇る（他二天は李牧、司馬尚）。

作中、個人の戦闘力では比類なき傑出ぷり我武神と名乗るだけあってバケモノじみた活躍を見せる（真・三國無双シリーズで例えると虎牢関の呂布）。

主人公・信の属する秦国とは宿敵、度々強敵として立ち塞がり、また武の頂を目指す求道者でありながら将帥の自覚や協調性は皆無、天上天下唯我独尊で義や忠節や慈悲など一切持ち合わせずより強い敵と戦い殺す事にしか興味がない人格破綻者、まさに天の災いと称すべきブチ暴力の権化。

上述の強烈なキャラクター設定はキングダムのオリジナルだが、趙将龐煖とは史書に名が残る実在の人物だ。

司馬遷『史記』趙世家や班固『漢書』に見られる龐煖は、武人というよりも道家、縦横家として著作を残した思想家・哲学者としての印象が強い。

一方でやはり将軍でもあり、廉頗ら（キングダムにおける旧三大天）退陣後の新世代趙軍を担う筆頭として悼襄王四年に大合従軍に参陣、趙軍を率いた事蹟で知られる（と言っても最初に王に召し出され学問答した記録から五十年ほど雌伏の時を過ごし、晩年に将として開花したらしく意外と高齢の老将軍）。

ともかく将として歴戦し学問での業績も甚だしい事から、文武の才に秀でた立派な人物だったらしい、少なくともキングダムにおける独断専行ワンマンアーミーとの印象と実像は異なりそうだ。

若い頃、楚の山奥に篭って仙人のような道家『鶡冠子(かつかんし)』という師匠に思想を学んだとされる。

同時に軍事にも関心を寄せ「天と武とは」と師に尋ねた逸話あり、キングダムでのイメージはその辺から膨らませたものだろうか。

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「鶏に関する伝説」

本日あまり読書時間確保出来ず、進捗は数頁。

鶏の足、足跡、これは爬虫類と似たり歴史民俗的には鬼の足跡とも見られ古代イスラエル・ソロモン王とアスモデウス魔王の譚はじめ諸々の神話伝説世界共通に見られる。

前第一章は金玉譚が中心で鮮烈な内容構成だったが、続く第二章こちらは今の所割と鶏の話が中心になってる、引き続き読み進めて参りたい。

【模型製作】

SDジオング製作中。

晴天に恵まれスプレー塗装作業全て完了した。

あとは細部紋章等筆塗り後、組み上げて二〜三日後には完成予定。

【酒】

GRAND KIRIN🦒 WHITE ALE

昼は黒、夜は白。

ほぼマスカットジュース、爽やかに仕立てトロピカル、後味は無い。

帰宅後、幼児にお菓子（はいはいん）をあげた。

夕食はソーメン。

鬼滅の刃アニメを見た。

幼児とお風呂で進撃の巨人ごっこして遊んだ。

終わり

きんのたま

朝5:07、幼児のオムツ替えた。

二度寝後、出勤、仕事9:00～18:00。

会議が長すぎる、のべ3時間半は続いて疲れた。

【ゲーム】

■妖怪三国志 国盗りウォーズ

国盗り戦二日目、味方某有名同盟軍の奮戦凄まじい。

交戦開始後ものの1分で領地陥落せしめまさに鎧袖一触、無人の野を往くが如し。

ハイスコアチャレンジ復刻極級-1で鬼王・羅仙を撃破し1回目でドロップ！

とてもつよい。

妖怪ウォッチ・シャドウサイド未視聴のため鬼王って何だろうよくわかってない。

そもそも鬼とは、と考え出したら広漠たる民俗伝説の歴史とても気軽に語るべくもなく、まずは文献整理する所からだねと思いて今回詳細を言及させて頂く事は出来ず勉強不足にて無念。

吉備津彦命が征伐した鬼神・温羅や藤原千方の四鬼など日本古来の伝承をはじめ中国神話における鬼神、西欧概念の訳語としての鬼、はたまた最近見てる鬼滅の刃に至るまで取っ掛かりは無数にあるので追々調査勉強して参りたいところ。

また妖怪三国志におけるエンドコンテンツ的最高難易度の対軍魔神チャレンジ・超の孫尚香と周瑜に挑戦しそれぞれ初勝利した。

重課金超限凸戦力は無いが各キャラの特徴を理解し敵の弱点を突ければ何とかなるね！

初クリアまで消費気力0キャンペーンなのもだいぶ助かる。

引き続き随時攻略して行く予定。

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「鶏に関する伝説」

猿に続いて鶏の篇。

三十頁ほど読み進めた。

熊楠先生、鶏の伝説語るにあたり鶏卵すなわち先行研究家グベルナチス伯の言の如く"金の卵"という崇高な文化人類学的テーマから語り始めんと欲す（J.G.フレイザーの『金枝篇』原題：The Golden BoughならぬThe Golden Eggが如き深遠なテーマ）。

が、その信念ゆえ「幾久しく聞き馴れた月並の御伽噺にありふれた事では面白からず、因って絶体絶命」との窮地に陥る。

さてどうしたものか、しかし智の巨星・南方熊楠の天才的発想の勝利だ。

曰く「金の卵の代りにキンダマ譚からやり始める」と高らかに宣言し珍報、珍譚、珍宝の如き珍談の数々を語り尽くす（さながら称して『金玉(きんぎょく)篇』The Golden Ballとでも言うべきか）。

「金の卵と金玉は発音似てるのみならず梵語でもアンダは卵をも睾丸をも意味する」など至極真面目に金玉考察に耽にけり、明の劉若愚『四朝宮史酌中志』『笑林広記』を引いて睾丸を卵と呼んだ支那説の例示、またインドの『委陀』（ヴェーダ）に雷神帝釈を祈る偈あり「帝釈よ、ああ大神よ、ああ強き神よ、我輩のアンダ（睾丸または卵）を潰すなかれ」とか。

1707年蘭シャール・アンション稀覯の書『閹人論』（えんじんろん、宦官の事）42頁以下を引いて、11世紀ギリシアがイタリアのベネヴェント公と戦った際、伊軍希兵を捕らえて宮刑に処し国に送り返す事甚だなり。

更に捕らえていざ玉切らんとする所へ捕虜の妻が乗り込み「玉切らば、兵の妻たち夥しき数の女人の怒りを買うものゾイ」と喝破、侯聞いて感ずる所ありて恩赦したと。

最近の日記でもよく話題とする中国戦国時代、趙の三大天・藺相如、智と勇の偉人なれど武を持ち合わせず手に鶏を縛る程の力も無いが、しかし強勢の秦昭王をやりこめ天下に二つとない和氏連城の玉を完(まっと)うして還った逸話が有名。

熊楠先生これを引き合いに上述のギリシア婦人をして「揚威せる敵軍に直入し二つしかないその夫の大事の玉を助命して帰ったは勇気貞操兼ね備わり」と、完璧と完タマの譚を並び讃えて結ぶ。

あな見事なる筆致！感服仕り申した。

【模型製作】

最近雨ばかりで進まず。

ジオング製作中。

【酒】

スコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿の醸造所BELHAVEN社のSPEYSIDE OAK AGED BLOND ALE。

スペイサイドとはシングルモルト・スコッチウイスキーの銘🥃でオークは樽、熟成させた、ブロンド輝くエールビールとの名を冠す贅沢極まる仕様でラベル見てるだけで楽しめる。

本場スコッチのウイスキーを用いて醸造せしエールなど美味いに決まってる、オーク（楢）の上品な香りはバニラの如き甘き風味を醸し出す、カラメル感溢れるデザートような芳醇な味わいを演出するだろう。

（※ウイスキーを原料に含むため日本の酒税法的には発泡酒に分類される。）

ここまで書いたが、まだ飲んでいない。

上述は妄想である。

風呂上がり幼児寝かし付けたのでこれから飲むのだ、とても楽しみだ。

帰宅後、幼児とナノラミネート装甲を施した漢字カードを用いて縦横無尽に遊んだ。

不思議がり、絵柄と字面を見て何やら考える様子プリティ〜〜！賢いね〜！

カードを触り確かめ、ポイと捨てる。

再びカードを触り確かめ、ポイと捨てるを繰り返す反復学習なりヤン。

夕食はシチュー。

パンに漬けて食べた。

PSYCHO-PASS 3のアニメを見た。

幼児と一緒にお風呂入って、その後は抱っこして寝かし付け先ほど完了。

妻の長風呂上がられれば晩酌など開始し、一緒に進めてるPS4ゲームABZÛをプレイして大海の魚類に癒されたい予定。

終わり