画師は画のほかの一切の智識をも具えにゃならぬ

 

朝4:47起床、幼児にミルクを飲ませた。

二度寝後8時頃、朝食シュガートースト。

出勤、仕事9:00〜18:00。

会議が長すぎる〜〜疲れた。

昼食はスープ春雨(スパイシーカレー味)。

 

 

【ゲーム】

■キングダムセブンフラッグス

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「え? あ ブヒ」

"破壊の渉孟"の異名を持つ趙国の将軍、次期三大天の最有力候補(自称)だ。

"守備の李白"、"万能の公孫龍"、大将代理の趙荘や中国十弓の魏加など、趙の渋いおっさん達は渋い。

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渋すぎて原作を一読しただけではすぐに記憶から抜け落ち忘れ去られていく少年誌モブキャラの宿命、そこの所をこういったゲーム作品でプレイアブルキャラクター化し、繰り返し登場して良さみを味わい深めていく事で真の魅力に気付けるという面はある。

 

 

妖怪三国志 国盗りウォーズ

国盗り戦新セッション開始!

今回連合主同盟は他同盟なので連合主では無く重責荷を下ろし一安心、気楽にのんびりやって参りたい。

連合150人中現在戦功2位、兵法権限はセッション通して保持出来そうなので口出せる所は参陣して盛り上げて行きたい所。

 

 

【読書】

南方熊楠『十二支考』

■「猪に関する民俗と伝説」

三十頁ほど進めて読了。

先に言及した神絵師・円山主水応挙を評して「人智誠に限りあり」と、またマケドニアの画聖・パムフィロス曰く「画師は画のほかの一切の智識をも具えにゃならぬ」と力説した由(プリニウス『博物志』三五巻三六章)を挙げる。

 

後者特に非常に大切な事だと感じた。

この道を究めんと欲しても、他の道を学んでいけない訳でなく、経験は全て何処かで繋がっていくもの齢弱冠なれど最近ようやく痛感する所あり智の連綿に多々感銘を受ける。

他の道を学ぶ時間、全然取っていいよ。

そんな時間あるならともかく本業に費やさねば、と思いがちだが全然そんな事ないね。

むしろ門戸を広く何事も吸収するよう開いておけば、自分で思ってるほど労力使わずに対効果が高い。

 

繰り返しになるが主水応挙が大変立派な鶏画を描いたけど「四季に応じて変わる羽色が、側に描いてる草木の季節と一致せぬ」と在野の人に指摘された件が象徴するように、なんか色々知っておいた方が本業にも活かせると思うよ。

 

三国志大好き!三国志好きだけど興味対象を三国時代だけに限定する必要はない。

春秋戦国秦楚漢代と広く学べば繋がって来て面白い、著名な所では劉備玄徳よく中山靖王・劉勝の末裔と言うが劉勝は漢武帝・劉徹の兄で諸侯王として中山国に封ぜられた、中山国とはルーツは戦国時代に異民族白狄が建てた国で中興より乱世を百年も生き抜くがやがて滅びた、有名どころでは燕に仕えて五ヵ国大合従軍を統率した名将・楽毅が元中山国の出身、燕、戦国七雄の燕国は北方に君臨せし首都は薊(けい、今の北京)、三国志張飛がよく名乗る「燕人張飛!」とは出生地がかつての燕国一帯なので「宮城県伊達政宗!」くらいの意味で(ちょっと違うけど)名乗ったとか、夏侯惇夏侯淵の夏侯一族は前漢高祖劉邦に仕えた将・夏侯嬰の末裔だとか、司馬懿の河内郡温県司馬一族とは戦国時代趙国の三大天・李牧と共に戦った名将・司馬尚の子孫だよとか(ちなみに秦国にも司馬錯という名将がいて、当時中華の外と見られていた巴蜀の地を平定し自領に引き込んだ事で蜀が中国になったり、ただ司馬錯の司馬一族は司馬尚の一族とは全く異なり血縁無し、なぜかと言えば司馬とは本来「馬を司る」との意で軍馬を統率する役職を意味していたのが姓に変化したから血族でなくても各地で同姓が生じたとか)、荊州益州冀州とか言うけど特別行政区画・司隷は州じゃないよね(司州と言う時もあるけど)、これは漢代の司隷校尉という役職が統括した長安・洛陽の都周辺の地域を指し示す、司隷とはすなわち「隷を司る」徒隷、犯罪者や土木工事要員の人々で都の一帯に溢れてたので自然、司隷校尉の統括範囲が都周辺と成ってこれがそのまま地域名として三国時代も通称せらるとか。

ぱっと思い付く限りがーっと書いたが枚挙に暇がない、三国志を楽しもうと思った時に古代中国史一般の知識があれば理解がさらに深まるというものだ。

 

それらを無理なく、自分の気が向いた時に軽い気持ちで、自然に吸収して行く習慣が積もり積もって知識の体系的な定着に結び付くものと感じる。

長くなってしまいかつ結局歴史ジャンルにおける三国志と古代中国全般との関連程度の例示に留まってしまったが、ジャンル問わず何にでも拡張し得る、知識を蓄えていく体験は楽しい。

それとネットで何でも調べられる時代だが、其処彼処には間違いや出典不明の記述も多いから常に典拠を意識して学ぶ事が大変重要だ。

 

■「鼠に関する民俗と信念」

序文数頁読んだ。

十二禽類に纏わる古今東西縦横無尽蔵・天衣無縫のブチ智の曼荼羅、南方節炸裂せし大著『十二支考』もついに最終章。

とても楽しい読書時間を過ごさせて頂いている本当にありがとうございます。

あれ、牛は?

牛の篇がなかった。

そんな所もまた熊楠先生らしい奔放さで微笑ましいね☺️

 

 

【模型製作】

SD春秋戦国伝・呂不韋アルヴァアロンのラフ造型。

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そこはかとなくダサい、だが一面金ピカに塗る事でアルヴァアロン感が出るのではないかと目論んでいる。

先に田単ヘルムヴィーゲを作る予定だったが呂不韋が意外とポンポン構想が浮かんできて、余り在庫のジャンクパーツ有り合わせで組み上がるなと感じたため先行着手した。

アルヴァトーレも製作予定、こちらは呂不韋の業績である一大百科事典『呂氏春秋』より名を採って、GNドライブTガン積みで再現致したい。

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GNドライブTは押入れの奥底に眠っていたHG1/144サキガケ(ミスター・ブシドー専用アヘッド)のパーツが約九年越しで陽の目を見る、おゆまる型取りとエポパテ増殖で量産化する予定。

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退社後、最寄駅隣接のショッピングモールにて妻子と合流、ニトリで家具などお買い物した。

夕食はにゅうめん。

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帰宅後、新しく購入したおもちゃ投入し幼児と遊んだ。

お風呂のちブチ暴れ丸を寝かし付けお疲れ様。

 

 

【酒】

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サントリー社武蔵野ブルワリーが誇る東京クラフト・ペールエール、合鴨スモークとやる。

燻製の香りが鼻腔を抜けると共にペールエールがホップの苦味と心地良い柑橘の風味を奏でるハーモニクスたるや絶品美味。

 

寝る前に太田牛一信長公記』を少し読む予定。

 

 

終わり