春の海 ひねもす のたりのたり哉

 

朝7:27起床、幼児のたぷんたぷんオムツを交換し寒いので抱き締めるなど交流の時間を得た。

朝食はシスコーン。

 

土曜だが年に一度の若手社員研修のため四条烏丸ビル街の会場へ参る、四,五十人規模での大会議室。

道中地下鉄駅構内に設置されてる図書館返却BOXに幼児用に借りてた本を入れた、通勤途中にあって図書館までわざわざ行かなくて良いので大変便利。

 

研修はよくあるビジネス対策の特に今回は文書作成技術についての内容で、文章を考えて書面に落とすとは興味深い所でもあって勉強になる点は多々あり有意義だった。

 

 

【酒】

研修終了後、お誘い頂いたので同期会十五,六人で飲みに行った。

長らく対多コミュニケーションに大変消極的でエネルギー温存して来たが今日は何となく気が向いたのだ。

多人数無差別級飲み会に参加するのはまじで三,四年ぶりくらい、酒は完全に趣味たる海外ブランドビールを二本飲んで「色んなビール瓶を集めているんです」と店員に申し入れたところ空瓶をわざわざ袋に包んでプレゼントしてくれた、ありがとうございました。

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(伊:モレッティメッシーナ

同期と言っても自身は中途入社にて若手と呼んでいいのか微妙、新卒組の会合に参加して大丈夫かな〜若干アウェイかな、と思ってたが意外にも中途入社で年齢が同じ他部署同期社員など複数人いて(今日初めて知った)彼らは同期会に完全に馴染んでたし、こちらも快く受け入れてくれて嬉しかった。

酒も入ってきて「あなたが飲み会に来るとは驚きました」と言われてやっぱりそういうキャラだよね、すぐ帰るからね、酒は家でめちゃくちゃ飲んでるけど会社の飲み会には行かないスタンス、自分でも今日は颯爽と参加して驚いてるよと思いつつ「今後ともどうぞよしなに」と丁重に御挨拶した。

結構親睦を深める事が出来た、たまには人間社会に積極的に参画する体験も徐々にしても良いかもしれない。

 

それでもやはり妻子が家で待ってるし育児家事あるので、と一時間少々滞在後お先に抜けて失礼させて頂いた。

 

 

道中、普通の路地だが唐突に与謝蕪村邸宅跡(終焉の地)碑を発見した。

こういう何でもない所に諸人の聖地が点在する京都クオリティ。

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与謝蕪村、江戸中期の俳人・画家。

与謝は地名・丹後国与謝より、蕪村は魏晋南北朝代の五柳先生・陶淵明の『帰去来辞』に由来する。

後世、正岡子規によって俳人蕪村の句は再評価され松尾芭蕉小林一茶と並んで江戸の三大俳人とも讃えられる。

有名な俳句一部を以下に抜粋する。

 

「春の海 終日(ひねもす) のたりのたり哉(かな)」

意訳:のどかな春の海。一日中のたりのたりと波打っているばかりだよ

 

「菜の花や 月は東に 日は西に」

黄昏時の菜の花畑、月が東の空に薄っすらと昇り、日が西の空に沈もうとしている。

 

「公達に 狐化けたる 宵の春」

春の宵、一人歩いて行くとふと貴族の子息に出会った。あれは狐が化けたものに違いない。

 

「夏川を こす嬉しさよ 手にぞうり」

草履を脱いで手に持って、素足のまま夏の川を渡る。なんとも嬉しく心地良い。

 

「山暮れて 野は黄昏の 薄(すすき)かな」

遠くの山々はもう暮れてしまったが、近くの野はまだ暮れなずみほの明るい。ススキが風に揺れ黄金の輝きを煌めかせる。

 

 

和の志〜〜洗練された、句、句、句!

自然を叙情的優雅さ美しさ素朴さで歌うセンスたるや味わい深いね、偉人だね。

 

 

【ゲーム】

ほぼ休み。

 

【読書】

本日時間確保出来ず。

 

 

【模型製作】

順調。

 

 

 

帰宅後、幼児と手を叩いて遊んだ。

夕飯は健康食、飲み会ではあまり食べなかったので、美味しく家でお腹を満たした。

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幼児とお風呂一緒に入って寝かし付け、早めに就寝予定。

 

 

終わり