三國無双未参戦武将大全②(蜀晋編)

 

三國無双に未参戦でPC化し得るのではないだろうかと思われる武将をまとめたメモ

※人選、順序、所属勢力は個人の考えです

 

 

【所感】

近年の追加武将は関羽の子ら、張飛の親類がとても多い。彼らがシナリオに及ぼす影響はある程度一定であるが、一方でそれ以外の新武将、徐庶や法正らの存在感は非常に大きい。今後もそういった独自の動きが出来る新武将の追加は、蜀シナリオに新たなニュアンスを追加してくれるであろうと待望の思いである。

また諸葛亮没後の北伐についても、現状では層が薄く月英関銀屏らの比重が大きくなってしまっている。晋勢力の拡充にも伴い、それに敵対する時代の蜀将の追加は課題と考える。

 

 

 

馬謖(ばしょく)

字は幼常。並外れた才智で諸葛亮から高く評価された。

◎有力候補かと思われる。街亭の敗戦を大きく語られがちだが、諸葛亮の弟子、新世代の軍師としてキャラは立ちそう。劉禅于禁のように再評価して魅力的に描いてくれたら嬉しいし、蜀シナリオにも更なる悲劇を描かせてくれる

 

王平

字は子均。元魏軍の降将。蜀漢に忠勇を尽くし、歴戦を指揮した名将

(※演義では、徐晃と対立したため蜀に降った事になってる)

 

厳顔

益州劉璋軍の将。張飛の説得で劉備軍に投降した。黄忠と老将コンビを結成して活躍

 

馬良

字は季常。馬謖の兄。とても優秀な文官。「白眉」の異名を取る

 

廖化(りょうか)

字は元倹。関羽へのリスペクトが厚い。蜀漢滅亡まで戦い続けた

 

 

甘夫人

劉備の妻、劉禅の母。馬車に乗って、よく関羽に守られている人

 

糜夫人(びふじん)

麋竺の妹で、劉備の妻。長坂の戦いで趙雲に阿斗を託し、自らは井戸に身を投げた

 

糜竺(びじく)

字は子仲。温厚誠実な人柄のお金持ち。徐州で劉備に出会い、支援する

 

簡雍(かんよう)

字は憲和。劉備の同郷で、最古参の従者。おおらかでユーモラスな文官

 

孫乾(そんけん)

字は公祐。徐州時代から劉備に従う文官・外交官。簡雍らと共によく助言を行い、劉備軍を支える

 

 

雷銅

劉璋軍配下の将。劉備の入蜀に抵抗するが、敗れて降った。以後は張飛と共に漢中で張郃を破るなど、転戦して活躍

 

張松

字は子喬。劉璋に仕える才智の人。劉備の仁徳に惚れ込み、益州を治めてもらうよう法正や孟達と共に画策する

 

伊籍

字は機伯。元荊州劉表軍。劉表の死後は劉備に仕え、外交面で抜群の働きをする。馬良馬謖兄弟の推薦も行った

 

孟達

字は子度。元益州劉璋軍の将。法正と共に劉備に降る。関羽を見殺しにしてしまい、魏へ走る

(※演義では、徐晃を弓で射殺した事になってる)

 

沙摩柯(しゃまか)

胡王。異民族だが劉備に協力し、夷陵の戦いで活躍する。甘寧を討ち取った人。

 

黄権

字は公衡。元益州劉璋軍の将。賢人で先見の明があり、劉備に厚く信頼された。夷陵の大敗後、やむを得ず曹魏に降る

 

 

蒋琬(しょうえん)

字は公琰。諸葛亮の後を継いだ名宰相。劉禅を支え、姜維と共に北伐の再開を目論む

 

費禕(ひい)

字は文偉。蒋琬の後を継いだ蜀の名相。内政の充実を第一と捉え、姜維の北伐を諫めた

  

李厳

字は正方。元益州劉璋軍の名将。黄忠との一騎討ちで互角。劉備没後、諸葛亮と共に後事を託された

 

迷当

羌族の首領、迷当大王。姜維の北伐に呼応して魏を攻め、郭淮と交戦する

 

胡済(こせい)

字は偉度。初め諸葛亮に仕えて学び、後に将軍となった。姜維と共に段谷で鄧艾と戦う

 

張翼

字は伯恭。漢の張良の末裔。姜維の北伐には反対の立場にあったが、やると決まったからには従軍し、有能な将として最期まで共に戦った。

 

張嶷(ちょうぎ)

字は伯岐。南中遠征や北伐で活躍。晩年には重病の身ながら従軍し、智略で敵を討ち破る

 

馬忠

字は徳信。諸葛亮の下で北伐に従軍した。寛大で度量があり、民にも慕われた名将軍

 

 

諸葛氏

諸葛亮の姉。水鏡先生の兄であり龐統の叔父、龐徳公の子の妻。

 

王桃

盧塘塞の盗賊・王令公の娘。王悦の姉。関索の武勇に敗れ、従う。「花関索伝」に登場する架空の人物

 

王悦

盧塘塞の盗賊・王令公の娘。王桃の妹。関索に敗れ、姉と共に従う。「花関索伝」に登場する架空の人物

 

李氏

江油関の守将・馬邈の妻。鄧艾の侵略を受けて降伏した夫の情けなさを恥じた

 

習氏

龐統の弟・龐林の妻。戦乱で夫と離れ離れになるが、長年に渡り女手一つで幼い娘を育てた賢婦。

 

 

糜芳(びほう)

字は子方。糜竺の弟、糜夫人の兄。はじめ陶謙に仕え、次いで劉備軍の将として活躍する。関羽と仲が悪く、樊城の戦いで蜀を裏切り呉に寝返ってしまう

 

傅士仁(ふしじん)

字は君義。荊州の将として劉備に仕える。関羽と折り合いが悪く、樊城の戦いで裏切ってしまう。呉の虞翻と友達

 

黄皓(こうこう)

劉禅に仕える宦官。宮廷で権力を握り、私腹を肥やす佞臣として描かれる。姜維と仲が悪く、北伐の邪魔をした

 

 

 

 

 

 

【所感】

晋と言いつつ司馬一族以外のほとんどが魏将である。晋将の参戦が期待される。また終盤の呉シナリオ拡充との関連も想像に難くない。一方でそこまで時代が上がり過ぎると三国志としてのまとまりに困難が生じそう。司馬炎の帰趨も重要な課題となる。

三國無双において晋勢力の追加は革新的な試みで大成功したと思うが、今後どうなっていくのか楽しみ。

 

 

 

杜預(とよ)

字は元凱。極めて有能な学者・政治家であり、将軍。賈充、羊祜らと共に晋の覇業を支えた。軍事指揮は卓越しているが、運動音痴で弓馬のセンスは無い

 

羊祜(ようこ)

字は叔子。晋を代表する名将。辛憲英の甥で、司馬一族とも親戚。呉の陸抗とは敵ながら友誼を結ぶ

 

文虎

文欽の子、文鴦の弟。毌丘倹・文欽の乱で父に従い戦うが、戦後は兄と共に司馬師に降る

 

胡烈

字は玄武。魏将・胡遵の子。将として司馬一族の覇業を支え歴戦した。姜維鍾会の反乱を阻止した功績

 

司馬孚(しばふ)

字は叔達。司馬懿の弟、司馬師司馬昭の叔父。温厚寛達で誠実な人柄。正始政変などで活躍し兄の司馬懿を支えるが、終生あくまで魏の臣下を全うした

 

 

張昌蒲

鍾繇の妻、鍾会の母。聡明で謹厳な性格で、息子に誉れ高き英才教育を施した熱心な教育ママ

 

 

司馬炎

字は安世。司馬昭王元姫の長子。司馬昭を継いで晋王となり、魏から禅譲を受けて晋の初代皇帝となる。のち呉を滅ぼし天下を統一した。英明な君主であったが、統一後はめんどくさくなってやる気を失くす

 

賈南風

賈充の娘。司馬炎の子・司馬衷(晋二代皇帝)の皇后。敵対者を次々と粛清し、独裁政治を布いた。八王の乱で晋が衰退する一因を作る

 

司馬攸

字は大猷。司馬昭王元姫の子で、司馬炎の弟。賈充の後を継ぎ司空となる。司馬師男児がいないため猶子となっていたが、それが原因で司馬炎と揉める

 

 

張華

字は茂先。漢の張良の末裔。司馬炎に仕えた名臣で、王佐の才と評された。杜預、羊祜と共に呉征伐に臨む

 

蒋班(しょうはん)

諸葛誕に仕える武将。寿春城における諸葛誕の乱で、籠城の不利を説くが容れられず、焦彝と共に司馬昭に降った

 

焦彝(しょうい)

諸葛誕軍の将。寿春で早期決戦を主張するが、逆に諸葛誕に殺されそうになったため蒋班と共に司馬昭に降る

 

辛敞(しんしょう)

字は泰雍。辛憲英の弟。曹爽に仕えている時、司馬懿がクーデターを起こす。己の進退を姉に相談する

 

 

王基

字は伯輿。才智に長けた学者・政治家。適確な判断で采配を振るった名将でもあり、司馬一族の指揮下で転戦した

 

石苞

字は仲容。司馬一族のもとで活躍した忠臣。対呉戦線で数々の武功を上げた。鄧艾とは同い年で旧知の間柄




 

※個人の考えです。

誤り、抜け漏れなど御座いましたら申し訳ありません。

こんな人もいるよ!とコメントを頂けましたら、恐れながら追記などもさせて頂きたいと考えています。

 

 ③(他編)へ続く

 

 

【更新履歴】

・文欽、毌丘倹、王凌、何晏、夏侯玄を晋から魏に移動(2019.2/12)

・勢力毎の所感を追加(2019.2/12)

・蜀に諸葛氏、王桃、王悦、李氏、糜芳傅士仁、習氏、黄皓を追加(2019.2/13)

・晋に蒋班、焦彝、辛敞を追加(2019.2/13)

・蜀に孫乾雷銅張松、伊籍を追加(2019.2/20)

・晋に王基、石苞を追加(2019.2/13)