防禦は最大の攻撃

 

題名「日記yyyymmdd」では味気ないと今更ながらタイトルを附す事とした。

過去一ヶ月の日記も可能な限り後付けで題した、内容に準じるものそうでないもの雑多だが今後はこの方針でやって参る(日付は投稿日時、日記である旨はカテゴリ表示を以って代える)。

 

 

 

朝4:09頃幼児のオムツを替えた。

二度寝後7:24起床、朝食は昨夜食べ損ねたいちごショートケーキとコーヒー。 

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幼児を抱っこして朝の触れ合い時間を設けた。

出勤、仕事9:00~18:00。

昼食はなんか無性に食べたくなってカップヌードル(謎肉増量中)。

 

 

 

【ゲーム】

■キングダムセブンフラッグス

ステップアップガシャ「堅城鉄壁」にて5回目(正味回数34回)、覇光石計150個を消費してついに降臨せしむは★6鬼神化武将「李白-堅牢なる戦術-」。

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あと22回+覇光石100個割れば確定で出る救済はあったがそこまで至らずに引けて良かった、朝7:39に妻に引いてもらったありがたや。

 

キングダム読者でも「誰?」となりかねない本編中の活躍地味たるや公孫龍にも匹敵する趙国の激渋イケオジ武将だ。

異名は「守備の李白」。

堅牢なる防禦陣形を布いて敵を寄せ付けぬ鉄壁の守りを得意とする。

劇中でも秦国・呂不韋四柱が一角を成す猛将・蒙武(白老将軍・蒙驁の子、楽華隊・蒙恬の父)の怒涛の攻勢を物ともせず、合従軍戦時も李信将軍の攻撃を阻んだ名将っぷりが伺える。

 

「攻撃は最大の防禦」とはよく聞く言葉で、日常生活でもゲームや遊戯、スポーツなど身近な体験から直感的に賛同出来る心当たりは多いように感じる(「兵は拙速を貴ぶ」電光石火・怒涛の攻撃を加えれば、敵が攻めに転じる暇を与えぬため防禦を兼ねるというもの)。

一方で「防禦は最大の攻撃」とも言う、どっちが正しいの?と考えがちかもしれないがこれは実はどちらも正しい。

兵形如水、攻撃と防禦は表裏一体。

孫子』兵法では後者をより強調する傾向すらある、「不敗の態勢を整える」事は戦勝の最低条件であり、敵に付け入る隙を与えない鉄壁の守りこそ最強の攻撃態勢だ。

「まず自軍が負けない状況を固め、それをもって敵軍が負け得る隙を晒すのを待つ」というのが『孫子』の基本的戦略方針であり、決して無理に攻撃に転じるのでなく着実な防禦こそ重んじる。

 

だからと言ってただ守っていれば良いという訳でなく、攻撃防禦云々の切り分けとは兵法として真髄を言えば「主導権」を握る事に集約される、例えば堅牢に守っていても気付かぬうちに包囲され糧道を断たれては一転不利になるし、そういった敗勢を防ぐため諜報活動や他拠点友軍との連携、兵站の確保と兵の士気、敵将敵国有力者の調略や天候の変化に至るまであらゆる要素を常に徹底的に考慮し続けねば不敗の態勢は維持出来ない。

つまるところ攻撃・防禦といった表面上の「形」に捉われ頭を固くしていては負ける、本質たる無形の「主導権」の確保を軸に据え柔軟な発想と臨機応変な対応力で戦うのが重要であるとは口では何とでも言えるが実行は本当に難しい事だ、が心掛けとしては座右に置きたいところ。

 

アッと驚く奇策や兵数多寡を覆す逆転劇など、わかりやすく華やかな軍略はフォーカスされやすいが反対に地味で堅実な守備の戦巧者たるはあまり注目されにくいよね(『孫子』にも理想的戦上手は「(重い鼎を持ち上げるのでなく)細い毛を持ち上げるように(軽々と)勝つ。それはあまりにも当然の事過ぎて世間一般には凄い事だと認識されない」とあるように)、でも実はそういう一見わからないような守戦の妙こそ真の戦巧者の叡智なり、故に「防禦は最大の攻撃」として表面上に現出する様がよく讃えられるのだろうと考える。

 

守り勝ちする人、三国志司馬懿とか。

北伐重ねる諸葛亮に対し決して無理に攻めず堅実に防禦を固めた、守りの戦。

ジッと耐え忍び『演義』では女性ものの服を贈られるも挑発に乗らず、将兵には臆病者と見られてしまいわざわざ皇帝の勅書を取り付けて出撃禁止を厳に徹底し、『真・三國無双3』ではプレイアブル武将全キャラクターから個別に罵倒台詞を受ける充実ぷりだが決して感情的な指揮を執らず守り続け勝利した。

徐晃将軍なども襄樊戦で関羽との決戦は避けに避け耐え忍び、兵に十分な休息を与えていざ機を得るや一転攻勢を仕掛ける様兵に飯食う暇も与えぬ程だったという、変幻自在攻守表裏一体、兵形如水とはこの事だろう。

 

ところで李白と言えば同姓同名の盛唐の詩仙・李白、字は太白が超有名人だがその先祖は遡ること九代では五胡十六国西涼の太祖武昭王李暠、さらにその十六代先祖は前漢の飛将軍・李広とされる。

最近読んでる北方謙三史記 武帝紀』にて馴染み深い李広だが、秦国の李信将軍(『キングダム』主人公の信と目される)の子孫だというから、繋がった!

歴史はこうやって繋がる所が面白いよね。

ちなみに『キングダム』李白については詳細不明、非実在激渋イケオジ地味将軍かもしれない。

劇中言及される所ではかつて八千の寡兵で燕軍五万を撃退した守城戦の達人、中華が認める「守備の李白」と言うから良いキャラ設定だよね~~ちなみに城を攻めるのは最悪の下の下策って『孫子』が言ってた、攻城戦は守る側が絶対的に有利でまともに攻めては被害が増すばかり策を用いて人の心を攻めるべき局面だろう。

 

越後の軍神・上杉弾正少弼謙信が十年に渡って攻め続けた関東の覇者・北条一族の小田原城は天下の堅城、ついに謙信公でも陥落せしむ事が出来なんだ(天正十八年、関白太政大臣豊臣秀吉が二十万を超す兵力でついに降伏させたが文字通りこれを以って天下一統と成った)。

なぜ堅固な小田原城をこうも謙信公が攻め続け冬になる前に険しい山脈を行き来して多大な労力を費やして攻め続けたかと言えば、端的には国是であった。

関東管領・上杉家はかつて下剋上により関東の地を北条一族に奪われ、凋落せむ所を麒麟児・長尾景虎に関東奪還の悲願を託して上杉謙信と据えたもので、よって謙信公としては逆賊北条から関東を取り戻す事が上杉家たる事の命題だった。

三国蜀が劉備・漢王室の血筋を大義として、後漢から簒奪せし魏帝を打倒する事が国是であったため北伐を繰り返した如し。

 

セブンフラッグスこちらは領土戦シーズン終わり新たに呂不韋ガシャが始まった。

最近ガンプラ呂不韋アルヴァアロンを作ってる事もありタイムリー、石を貯めて何とか引き当て次シーズンに備えて参りたい。

 

 

【読書】

宮下英樹センゴク 権兵衛』14〜17巻

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溜め込んでいたが久々に一気に読んだ。

ついに小田原征伐いよいよ大盛り上がり…!と思いきや突如時代は百年遡る。

伊勢新九郎盛時すなわち関東の覇者北条一族が太祖・北条早雲庵宗瑞の生涯を描く。

やりおった…!

ぶったまげたぜ、ここに来て仙石秀久華麗に放置し北条一族の祖まで遡るとは、作者の並々ならぬ戦国愛を感じて止まぬやりたい事、やってるね〜〜!

センゴク』『センゴク 天正記』『センゴク 一統記』とこれまで三部作全て単行本15巻までで一区切り付けて来てたから『センゴク 権兵衛』も15巻までかな?と思いきや12巻あたりから丁寧にじっくり描き過ぎてて収まるのか…いや収まらぬ…いや絞れば行けるのか…?と絶妙なる所をドーンと14巻で北条早雲の過去編をブチ込んできたからもう絶対収まらぬ、吹っ切れて17巻までどんどん出してきおった(この際15巻縛りなど枷でしかないやりたい事やりたい尽くしてやろうぜというスタンスは賞賛に値する)。

大戦に先立って敵対する大名家のバックグラウンドから丁寧に描くという構図は羽柴筑前中国攻めでの若き多治比少輔次郎元就(毛利陸奥守元就)、四国征伐時の姫若子から鬼若子へ覚醒する長宗我部宮内少輔元親、鬼島津四兄弟などの描写が印象深い。

 

連載開始当初から十五年間見守り続けてきたが今だに面白いいよいよクライマックスという今後の展開に目が離せないね。

 

 

【模型製作】

タニシ地獄。

 

 

【酒】

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冷えてる。

 

 

帰宅後、玄関へと幼児が高速ハイハイで駆け寄って手をパタパタ振って満面の笑顔を見せるから最高に癒された。

夕飯はパリパリ春巻き。

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鬼滅の刃アニメを見た。

幼児とお風呂一緒に入って水面をパシャパシャと叩いて遊ぶ。

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寝かし付け中。

 

TwitterNASA公式の宇宙船外活動LIVE映像を見ている。

 

 

終わり